本多静六氏の「天丼哲学」が身に染みてきた

 

 

本多静六氏の「天丼哲学」とは?

 

 

 

投資家、林業研究家として有名な本多静六氏の「天丼哲学」をご存じでしょうか?

 

「天丼哲学」について説明した文章を、本多静六氏の名著『 私の財産告白 』から引用させてもらいます。

 

 

天丼を二杯も三杯も目の前に運ばせて、その一杯を―だれでも一杯しか食えるものではない―平らげるのは、せっかくのものもウマク食えない。一杯の天丼を一杯だけ注文して舌鼓を打つところに、本当の味わいがあり、食味の快楽がある。

 

*出典:本多静六著『 私の財産告白 』(文庫版),実業之日本社文庫,2013年5月,pp.65-66.

 

 

ゼイタク生活の欲望や財産蓄積の希望についてもそうであって、月一万円の生活をする人が二万円の生活にこぎつけても幸福は二倍にならぬし、十万円の財産に達しても、ただそれだけではなんらの幸福倍化にはならない。

 

*出典:本多静六著『 私の財産告白 』(文庫版),実業之日本社文庫,2013年5月,p.65.

 

 

以上が「天丼哲学」の概要ですが、私はこの考えに心から共感しています。

 

贅沢はたまにするから幸せを感じられるのだ」と身をもって経験したからです。

 

「天丼哲学」が身に染みた話

 

 

 

最近、我が家では外食が多くなっています。

 

外食代は主人が払ってくれますので、主人に主導権があります。

 

主人が外食に誘ってくれたら必ず行きます。

 

(「え~、もったいない!」といった否定的な態度を取らずに喜んで行くようにしています。)

 

最近、主人からの外食のお誘いの頻度が多くなってきています。

 

つまり、外食に慣れつつあり、ありがたみが薄れてきています。

 

私は裕福ではない家庭で育ってきましたので、物心ついてから外食に行った記憶があまりありません。2,3年に1度の家族旅行の時に行ったくらいでしょうか。

 

ですので、20代~30代の頃は外食に行っただけで、心から「ありがたい~」「幸せだぁ~」と感じていました。

 

外食の頻度が上がってきているここ最近は、心から「幸せだ」と思えなくなってきています。

 

ハッキリと心境の変化を感じています。

 

 

◆幸せを感じられる貴重な機会(外食)を失いたくないから、外食を減らした方がいい?つまり、「外食をセーブした方がいい」という気持ち

 

◆「外食にいちいち感動しなくなるレベル=豊かなレベル」になっている証拠だから、お金持ちマインドに近づいているという事だろうか?つまり、「この調子で外食を続けて豊かさレベルを一段階上げる事で、お金持ちのマインドに近づけるかも」という気持ち

 

 

これら、2つの感情を感じています。

 

「今後目指す方向性はどちらがいいのか」わからなくなってきました。

 

迷いつつも、やはり「私がしっくりくる生き方は前者かな‥」と思います。

 

 

お金持ちにもいろいろな考えがあり、本多静六氏やウォーレン・バフェット氏のように「質素倹約」を習慣にしている方もいれば

外食&買い物しまくっても全然余裕だからと、お金を使うことをいちいち気にしない方(お金を使いまくってもお金持ちのままでいられる方)もいます。

 

本やネットで知った「お金持ちマインド」は基本的に「質素倹約」を良しとする考えなのですが、知り合いの「お金を使いまくってもお金持ちのままでいられるお金持ち」を見てしまうと「お金持ちマインドとはなんぞや?」という迷いが生じてしまいました。

 

 

  • 「お金持ちマインド」は「質素倹約」だけでもないらしい
  • お金持ちだっていろいろなタイプがある

 

という事を知りました。

 

 

やはり私は外食の頻度を下げる❕

 

とはいえ、私は「天丼哲学」に感銘を受けていますので、外食で「感謝&幸せ」を心から感じられるように、それとなく外食の頻度を下げたいと考えています。

 

具体的には「週1~2回」の頻度を「せめて週1回まで」にしたいです。(※旅行時は除く)

 

理想は「月に3~4回」ですけれど。

 

外食は主人に主導権がありますので、こちらから外食を断るような事はしません。

 

主人から外食のお誘いがあった時に

「今日は〇〇作るね~」といった具合に一旦はぐらかし、

主人が「それなら、いっかー」と気分が変わりおうちごはんになるように働きかけてみようと思います。

 

(それでも、主人が「外食に行きたい」という場合は行きますけど。)

 

そんな感じで、すこーしずつ外食の頻度を下げようかと考えています。

 

 

外食の頻度が上がっているのは、コロナと仕事の影響で旅行に行けないからだと思います。今はせいぜい外食するくらいしかできない状況だからかなと‥

 

また、知り合いの「お金を使いまくるお金持ち」の影響を無意識に受けているのかもしれません。

 

しかしながら、外食で「感謝&幸せ」を心から感じられるように、それとなく外食の頻度を下げたいところです。

 

 

贅沢を当たり前に感じるのは

 

  • 「お金持ちに近づいている」という見方もできます。
  • 同時に生活レベルを下げる事ができなくなる不安もあります。=「不安により貧乏性が抜けない(お金持ちに近づけない)」という見方もできます。

 

私は贅沢を当たり前に感じるのは怖いです。

貧乏性なんです。

 

「天丼哲学」に美学を感じています。

 

かと言って、主人のお誘いをないがしろにもできません。

 

(主人の意見も尊重したいですし‥)

 

きっと、贅沢しても気にならないくらいもっと稼いで、もっと資産を増やせばいいのでしょうね。

 

まとめ:お金を快く使うために

 

 

【お金を使わない】方向を考える事も大事ですが、そこばかりではなく

お金を快く使うためにお金を稼ぐ・お金を増やす】方向も同時に考える事が大事

 

このように感じています。

 

 

不安を感じながらお金を使う状態は、やはり健全ではないですよね‥反省しております。

 

先日 外食に行った時、心の中で「外食多くない?」と不安な気持ちでいたら、不味く感じてしまいました。

 

根っからの貧乏性ですね。贅沢ができない体質なのか‥

 

私が注文した物を主人が試食したところ、「コレ、古い食材じゃない?」と感じたようです。

 

気の持ちようではなく確かに不味い(古い)のかもしれませんが、「陰の気持ちが陰の物を引き寄せたのだろうな」と感じました。

 

外食で「感謝&幸せ」を感じるどころか不快感を感じてしまい、「これはもう外食減らさなきゃダメだ❕」と思いました。

 

 

「天丼哲学」のように頻繁に外食するよりも、たま~に外食する方が贅沢な気分を味わえるのって不思議ですね。(頻繁に外食する方が贅沢なのにね。)

 

外食に慣れると、外食に対する幸福度が小さくなってしまいます。

 

“慣れ”って感情の揺れ幅が小さくなりますよね。

 

(だから投資も慣れる事が大切なのですね。=慣れる事で平常心を保てるようになります。)

 

皆様の外食に行く頻度やきっかけは、どんな感じでしょうか?

 

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